2026年最初のゲストは、大阪の大東市にあります「創作家具工房 一志家具製作所 issi FURNITURE design 」代表の市川一志さんにお越しいただきました。
家具職人としてカフェや飲食店のカウンター、アパレルショップの什器、病院の受付カウンターなど、幅広い分野で家具を制作してきた市川さん。
家具職人を志したきっかけは中学2年生の頃。ものづくりが好きで、勉強よりも手を動かすことに魅力を感じていたそうです。
父親が陶芸家、母親が染織作家という家庭環境で育ち、土・布・木といった素材が常に身近にある暮らしの中で、「生活を取り巻く道具をつくる仕事」への関心が自然と育ったそうです。
一度は別の仕事に就いたものの、最終的には家具づくりの世界に戻り、現在はスタッフとともに工房を運営しています。
そんな市川さんが、今取り組んでいるのが「子どものための家具」そして「大人と子どもが一緒に使う家具」という独自のコンセプトです。
例えば、食卓サイズのテーブルの中央が丸く切り抜かれ、せり上がる仕組みになっている家具は、一見食事の邪魔にもなりそうですが、実は「子どもが親に見せたいものを置く場所」として設計されています。テストの結果やお気に入りの作品をそこに置くことで、親が自然と気づき、会話が生まれる仕掛けです。
また、らせん状の踏み台は「高い物を取るための道具」であると同時に「子どもが大人の目線に近づくための家具」で、大人が子どもにしゃがみ込むのではなく、子どもが自ら大人の視線に近づくという逆転の発想が、日常の中に新しいコミュニケーションを生み出すんですね。
市川さんの作る家具に共通しているのは「使い方を決めすぎない」こと。家具が主張しすぎず、けれど確実に親子の間に小さな気づきや会話を生み出す。その積み重ねが、忙しい日常の中で親子の距離を縮めていくという狙いがあるんですね。
家具は単なる道具ではなく、暮らしの中で人と人をつなぐ存在になり得るのかもしれません。
創作家具工房 一志家具製作所 issi FURNITURE design
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