近年、全国各地で「集中豪雨」の被害が相次いていますが、その原因として注目されているのが、「線状降水帯」です。
雨雲の元となる、暖かく湿った空気が次々と流れ込むと、積乱雲が発生します。
よく聞く「ゲリラ豪雨」は、発達した積乱雲1つから、局地的に短時間に大雨が降る現象です。
「線状降水帯」は、その積乱雲が上空の風によって流されて線状に連なり、同じ場所で大雨が長く続く状態を言います。
気象庁の基準では
「幅が20キロメートルから50キロメートル、長さが50キロメートルから300キロメートルの状態」
を「線状降水帯」と呼んでいます。
気象庁と国土交通省では、この線状降水帯が発生、または発生しつつある場合に、気象解説情報を発表します。
具体的には、「線状降水帯」発生の2~3時間前を目標に、
「今後、線状降水帯が発生し、非常に激しい雨が同じ場所で降り続く可能性が高まっています。命に危険が及ぶ災害発生の危険度が非常に高まる恐れがあります」
などの情報を呼びかけます。
また、線状降水帯による大雨発生の可能性が高い場合、府県単位で、半日ほど前から気象情報での呼びかけています。
現在この「線状降水帯」の発生予測には、理化学研究所のスーパーコンピューター「富岳」なども使われ、学官連携で研究が勧められています。
「線状降水帯」による大雨の情報を聞いたら、該当箇所に住んでいる方は、速やかに避難行動をとってください。
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