9月11日のゲストは、パントマイムパフォーマーの大熊隆太郎さんをお迎えしました。
大熊さんは劇団での活動をはじめ、京都の舞台などにも出演し、パントマイムにとどまらない幅広い表現活動を続けています。
実は、寺谷さんは以前、大熊さんのステージを観たことがあるそうで、「パントマイムだけでなく、いろいろなキャラクターや瞬間芸があって面白い」と絶賛。
大熊さんによると、そもそもパントマイムとは「演劇ほど具体的ではなく、ダンスほど抽象的でもない、その中間のような身体表現」とのこと。基本的には言葉を使わない「ノンバーバル」の表現なので、言葉や国籍が違っても楽しめるのが大きな特徴なんだそうです。
大熊さんがパントマイムに興味を持ったのは高校時代。演劇部で芝居をしながら、小さなネタや身体表現を試しているうちに「ちょっとできるかも」と感じたことがきっかけでした。もともと不思議なものや奇妙な世界が好きだったこともあり、演劇と並行してパントマイムの世界へと深く入っていったそうです。
スタジオでは急きょ、大熊さんによる即興パントマイムも披露されました。見えない壁にぶつかり、閉じ込められた場所から抜け出そうとしたかと思えば、身体がまるで猫やヘビのように変化していく――。寺谷さんたちからは「本当に人間なの?」と驚きの声が上がりました。
一見簡単そうに見えるパントマイムですが、やはり一朝一夕には身につかないそうで、少しずつ練習を積み重ね、重心移動や身体の感覚を覚えていくことが重要なのだそうです。
そんな大熊さんが9月18日(金)から始まります豊岡演劇祭で披露するのが、「超さんぽ」。街そのものを舞台にした体験型の作品です。
参加者はイヤホンを装着し、そこから聞こえる音楽やセリフを聴きながら、街中を歩く大熊さんについていきます。一般の通行人から見れば、突然大勢の人が一人の人物を追いかけ、時には同時に笑い出すという不思議な光景。
参加者だけが共有できる世界観も、この作品ならではの魅力なんだそうです。
さらに10月15日の「たかつきで!ROUDOKUエンターテイメント」では、朗読とパントマイムのコラボレーションにも初挑戦します。「言葉で伝える朗読」と「言葉を使わず伝えるパントマイム」という、一見正反対の表現がどのように融合するのか、こちらも楽しみなところですね。
11月には自身の劇団による「理不尽」をテーマにした舞台も予定されています。客席と舞台の境界をなくし、観客が好きな場所からパフォーマンスを体験するというユニークな作品だそうですよ。
演劇、パントマイム、そして体験型パフォーマンス。ジャンルの枠を軽やかに飛び越えながら、身体表現の可能性を追求する大熊隆太郎さん。芸術の秋、ぜひその不思議な世界を生の舞台で体験してみてはいかがでしょうか。
- フルーティストの田畑裕美さん、久々のご登場!
- パントマイムって、スゴイ!



