10月3日のゲストは、番組ではすっかりおなじみエルセラーン化粧品株式会社 代表取締役社長の糸谷沙恵子さんにお越しいただきました。

先日は関西万博でのイベントでスピーチをされてきた糸谷さん。今回は、世界各国で学校や図書館の建設支援を続ける「1%クラブ」の活動について語りました。
エルセラーン化粧品は、創業者の石橋会長が「戦争で父を亡くし、貧困を経験した自身の人生から“ボランティアを人生の使命に”」と決意し設立した企業です。
マザー・テレサの活動に感銘を受け「社会貢献のための会社」という理念のもとに誕生し、現在はアジア・アフリカの最貧国を中心に、275校の学校や図書館を建設。ラオス、ネパール、カンボジアなど11か国で教育支援を展開しています。
糸谷さんは「現地の子どもたちの笑顔を見ると、どんな苦労も吹き飛びます」と語り、今月末にはラオス、来月にはカンボジアでの開校式に参加予定。
現地では言葉の壁を超え、感動が自然と共有されるといいます。開校式では、同社のテーマソング「シャイニングハート」が歌われ、子どもたちは現地語でこの曲を合唱。最近では、アフリカ・タンザニアの孤児院の子どもたちが日本語とスワヒリ語で歌う映像を送ってくれたそうで「成長した姿に涙があふれた」と糸谷さんは振り返りました。
支援を受けた子どもたちの中には、教師や弁護士、医師、ニュースキャスターとなり、社会で活躍している人も増えています。
「教育は世界平和の基盤。自立支援が未来を変える」と糸谷さん。実際、子どもたちが自分たちでブレスレットや衣服を作り、販売して得た資金で製粉機を購入するなど、現地に根付いた自立の芽が育っています。
また、戦後80年を迎える今年10月11日には、大阪で「平和サミット」を開催予定。ノーベル平和賞を受賞した被団協の方々を迎え、支援を受けた子どもたちとの中継や活動報告を行うそうです。糸谷さんは「小さな思いやりの連鎖が、世界を変える力になる」と力を込めます。
エルセラーン化粧品のボランティア活動は、単なる企業CSRを超え、人と人の心をつなぐ“シャイニングハート”そのもの。糸谷社長の言葉と行動は、今も世界の子どもたちに希望の光を届け続けています。
- あ~あ、食べちゃったよ・・・
- ボランティアで世界を変えたい!
- 10月からの医療はどうなる?



