2017年7月4日(火) 10時00分
「国民安全の日」のおしらせ
「国民安全の日」とは、国民一人一人が、生活のあらゆる面で安全の確保について考え、火災や交通事故、さらには産業災害まで、その発生を防止するために意識を高めようということで、制定された日です。
名前だけ聞くと、最近の国際情勢を受けて制定された日のように思えますが、実は昭和35年に制定された、歴史のある啓発運動の日なんです。
今回は「生活の安全」の中から、最近注目されています「自転車事故への備え」について。
平成28年中の兵庫県下での自転車関係の事故は、過去10年と比べると減少傾向にありますが、それでも5,945件にも上り、人身事故全体の21.7%を占めています。
そして最近は、自転車事故による高額の賠償の問題が話題になっています。
兵庫県でも、小学生の少年が運転する自転車が、歩行中の女性と衝突して女性が意識不明となった事故で、平成25年、神戸地裁が約9500万円の損害賠償を保護者に命じる判決がありました。
こうしたことから最近は、自転車保険が話題になっています。
兵庫県では、平成27年に「自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例」が制定され、自転車保険への加入が義務付けられています。
自転車保険は、専用の保険もありますが、
・すでに加入している火災保険に特約で付け加えられている
・子どもさんが学校で入っている保険に含まれている
こともありますので、まずはしっかり確認してください。
自転車は誰でも気軽に乗れる乗り物ですが、人とぶつかれば車と同じく「走る凶器」となります。
マナーを守るのはもちろんですが、万が一に備えて自転車損害賠償保険には、必ず加入しておきましょう。
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