番組内容
ナニワのアナウンサーこと寺谷一紀が神戸をキーステーションに生放送でお送りする関西ええとこまるかじりの情報ワイド番組。
毎回多彩なゲストをスタジオにお迎えして、“聴くカルチャー”をコンセプトに、格調高く個性的にお届けしています。
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1月15日のゲストは、フリーアナウンサーの今崎宏美さんでした。
前職は、山口朝日放送のアナウンサーだった今崎さん。実はそれ以前にも各地の放送局でアナウンサーやキャスターとして活躍していました。
その時、取材で出会ったのが新しいスタイルの農業にチャレンジしている人たち。
従来の農業と一線を画す方法に取り組むことで、日本の農業に一石を投じる農家の皆さんを今崎さんは数多く取材してこられたそうです。
番組では、そんな農家の一人でもある「鴨庄村のりょう農園」を運営している高野亨さんをご紹介しました。
高野さんのように様々なスタイルで新しい農業にチャレンジする人たちが、日本の農業そして食生活を豊かにしていってくれるといいですね。
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1月15日のお題は「寒」「雑詠」でした。
まずは、大森先生の句から。
「初釜のなき今年かな寒稽古」
「寒の水足して床の間垂柳」
「竹酒も餅もなきまま大左義長」妙音新聞からは
「マスクするそれでも選ぶ寒の紅」(四日市市 北山紀美さん)
「神坐わす八雲山より寒の月」(柏原市 永味啓子さん)
「握力の強きみどり児春隣」(八尾市 淺井祥多さん)
「老境をのぼる凍て坂俳句杖」(枚方市 上西晴子さん)
「塩風に気の向くままに寒雀」(吹田市 土山能孝さん)今週の藤岡玉骨の句は、
「松過ぎの去年よりつづく日和かな」
「寒鯉に盥に蓋も亦盥」
「薄氷や睡蓮の鉢底に沈み」
「楮晒す大台よりの雪解水」
「薪割るに老いの一徹この寒さ」続いて今週の寺谷さんの句は、
「寒中に密避けマスクの茶事に笑み」
「初春に吉兆干支の福扇」あっきんの句は、
「寒鰤におろしを添えて熱燗と」
「寒の京 振袖姿で歩きより」続いてリスナーの皆さんからの句をご紹介します。
「寒中の海につかりし寒げいこ」(神戸市垂水区 垂水の玄さん)
「コロナ禍や寒のボタンは咲きにけり」(吉野郡 吉野の茶つみさん)
「梅の香に酔うには寒し待ちぼうけ」(守口市 守口のタヌキさん)
「寒酒に坐禅し向かい勝負する」(茨木市 蒼龍さん)
「春近し大寒卵に願う運」(草津市 グリーゼ581さん)
「大寒に食べるたまご最強だ」(赤穂市 アンちゃんさん)
「愛猫が炬燵に籠もる寒い朝」(大阪市平野区 気楽な隠居さん)
「通販の湯たんぽ嬉し寒い朝」(大阪市天王寺区 レトルトカレーさん)
「寒稽古みたいな朝の体温計」(交野市 星のブランコさん)
「大寒の風に向かいて耐え忍ぶ」(神戸市北区 マーブルさん)
「寒波来る入れ忘れた鉢を思う」(丹波篠山市 まさ・あっこさん)
「寒風に耐えたり一つ木守柿」(箕面市 カサネトシフミさん)
「寒のときあの震災を忘れずに」(川西市 心はいつも青春さん)
「靴下を履いて寝たるや寒の入り」(淡路市 お散歩おじさん)
「寒日和 近くに寄せる遠き山」(大阪市平野区 くずれ荘の管理人さん)
「ごみ出しの様子伺ふ寒烏」(三田市 キロマルさん)
「早起きの寒さ身に染む朝散歩」(神戸市垂水区 ますきさん)「鹿威し動く睦月の温暖化」(守口市 守口のタヌキさん)
「コロナ禍で恵比寿神社は閑古鳥」(大阪市天王寺区 コンソメスープさん)
「七草で體を元に整えり」(茨木市 蒼龍さん)
「あずきがゆ母の味には近づけぬ」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
「鰤起し いなずま光る大漁かな」(大阪市東住吉区 ラビットさん)
「七草の お粥今年は ほろ苦し」(箕面市 カサネトシフミさん)
「マスク取り振袖姿前撮りす」(赤穂市 風ちゃんさん)
「熱燗に目口を細めコップ酒」(丹波篠山市 まさ・あっこさん)
「ゆらゆらと揺れる湯豆腐 悩ましげ」(池田市 うさこさん)
「食べ思う母が作りし七種がゆ」(神戸市垂水区 垂水の玄さん)
「初雪や童心騒ぐ胸の内」(三田市 インコ・ママさん)
「箱根路の色取り取りの襷舞い」(淡路市 お散歩おじさん)
「冬帝の各駅ごとに乗り迫る」(三田市 キロマルさん)
「小正月習わし伝う小豆粥」(草津市 グリーゼ581さん)
「不要不急 家族で食べる晩ごはん」(神戸市中央区 吉田古民家さん)
「雪の朝車も凍りまっ白け」(赤穂市 アンちゃんさん)小玉さんが選んだ句は、
「刺すほどに風の冷たさ寒に入る」(池田市 うさこさん)ゲストの今崎さんが選んだ句は、
「大根をふうふう食べる小正月」(川西市 心はいつも青春さん)大森先生が選んだ句は、
「寒の入り独りになりし友に文」(姫路市 みよこさん)
「コロナ禍に我慢の続く寒の街」(三田市 インコ・ママさん)
「ケーキ食べ妻の笑顔は寒日和」(大阪市福島区 恋するサボテンちゃんさん)
「南無の音 路地に流れる寒の夜」(神戸市中央区 吉田古民家さん)
「寒の水 生けたる赤きバラの花」(高槻市 テツさん)「鹿威し動く睦月の温暖化」(守口市 守口のタヌキさん)
「七草で體を元に整えり」(茨木市 蒼龍さん)
「あずきがゆ母の味には近づけぬ」(奈良県吉野郡 吉野の茶つみさん)
「七草の お粥今年は ほろ苦し」(箕面市 カサネトシフミさん)
「マスク取り振袖姿前撮りす」(赤穂市 風ちゃんさん)
「食べ思う母が作りし七種がゆ」(神戸市垂水区 垂水の玄さん)
「初雪や童心騒ぐ胸の内」(三田市 インコ・ママさん)今週は選ばれた句を全て特選句とさせて頂きました。
次回のお題は「日脚伸ぶ」「探梅」「雑詠」で募集します。
お題にこだわらない句も歓迎ですよ。
初心者の方も、子どもさんも大歓迎!どんどんご応募下さいね!〒650-8580 ラジオ関西 寺谷一紀のまいど!まいど! 「まごころ歳時記」係
講評 大森保延さん
昭和29年 辯天宗宗務総長大森慈祥氏と結婚。
文化活動奨励室部長として、茶華道・俳句・絵画など
辯天宗文化部の発展に寄与。
平成7年 大和礼法弁才御流興隆。
平成8年 大阪府より文化芸術表彰を受ける。
平成9年 茨木西ロータリークラブ会長。
平成21年
〜22年 国際ロータリー2660地区IM2組ガバナー補佐に就任。
昭和39年7月~平成29年6月 辯天宗婦人部総裁
大阪府更正保護協会理事。
茨木市更正保護推進協議会副会長。 -
1月15日の「いろいろ万華鏡」では、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 災害医療マネジメント学講座 教授の中尾博之さんに、災害医療の最新事情を伺いました。
今年で発生から26年目を迎える阪神淡路大震災ですが、災害医療という分野が生まれたきっかけでもありました。
中尾さんによれば、災害医療は実際に様々な災害に直面することで新たな対策がとれるようになるという一面があり、そこが医療に携わる者として忸怩たる思いだそうです。
現在、中尾さんが研究しているのが、大規模災害が起きても医療体制を継続するためにどうすればいいかという「業務継続計画(BCP)ことです。
たとえば停電によって電子カルテが使えなくなったりすると、通院している人の持病などの確認が難しくなります。
こうした問題をどのように解決するかを中尾さんたちは研究して、その結果を災害医療の現場に反映していこうとしているそうです。
一方、今回の新型コロナウイルスでは、災害基本法がウイルス感染を対象に含んでいないため、中尾さんたちが具体的に動くことはなかなか出来ないそうで、今後はこうした問題も「災害医療」として検討していく必要があるようです。
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1月15日の「医療どぉ~ナル!」では、大阪府保険医協会が厚生労働省に提出した「新型コロナウイルス感染症に係るワクチン接種について」のパブリックコメントの内容についてご紹介しました。
日本では、早ければ2月末から医療関係者を優先的にスタートさせる新型コロナウイルスのワクチン接種ですが、このワクチンは今までの様々なワクチンとは製造方法など全く違う新しいワクチンなんです。
それだけに大阪府保険医協会では、ワクチンの接種にあたって、ただ接種して終わりではなく、接種後のワクチンの効果の持続期間や副作用などの情報をしっかりと追跡調査して、新しい情報はどんどん公開していくべきだと提言しています。
なにぶん全てが初めて尽くしのことなので、しっかりとした調査がより良いワクチンの発展につながり、新型コロナの感染拡大を止める力になると宇都宮さんは力説していました。
コーナー提供