「水防月間」とは、梅雨を控えた毎年5月に、防災・減災の取組の一環として、国民一人ひとりが、水防の意義や重要性について理解を深められるようにと、国土交通省が制定した取組です。
期間中は、県が中心となって、新型コロナウイルス感染症の拡大防止の対策を講じつつ、
- 市・町や警察・消防など関係機関と連携しての水防体制の強化
- 河川・堤防などの点検・整備の実施
③水防についての啓発活動
などを実施します。
では、私たち一人一人に出来る「水防対策」とは何でしょうか?
まずは、身近に危険な場所が無いか、日頃から情報を把握しておくことです。
身近にある危険箇所や避難場所を確認するには、兵庫県の災害情報サイト「CGハザードマップ」が便利です。
兵庫県のホームページから簡単にアクセスできますので、ぜひご利用して様々な防災情報をご確認ください。
次に、実際に洪水注意報や警報など、水防に関係する緊急情報が発表されたらどうしたらいいでしょうか?
自分の命を守るために、先ほどご紹介した「CGハザードマップ」やメディアを通じた発表、防災無線などの情報を元に、早めの避難など適切な行動をとってください。
そして絶対にやってはいけないのが、災害の様子を見に行くことです。
水に関する災害では、毎年のように、河川の様子を見に行った人が、誤って濁流にのみ込まれたり、用水路にはまって流されてしまう、などの事故が起きています。
間違っても、危険な場所の様子を見に行ったり、「自分は絶対に大丈夫!」など根拠のない思い込みで、誤った判断をすることの無いようにしてください。