10月10日の「いろいろ万華鏡」では、ウェスティンホテル大阪「日本料理 はなの」で提供されている「和フタヌーンティー」を寺谷さんとあっきんが体験してきました!
番組内容
ナニワのアナウンサーこと寺谷一紀が神戸をキーステーションに生放送でお送りする関西ええとこまるかじりの情報ワイド番組。
毎回多彩なゲストをスタジオにお迎えして、“聴くカルチャー”をコンセプトに、格調高く個性的にお届けしています。
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9月26日の「いろいろ万華鏡」では、番組ではおなじみとなりました京都府立医科大学の吉田直久さんとお電話をつないで、先日開催された大阪・関西万博の京都パビリオンで行われた、大腸内視鏡検査の実演やAI技術を取り入れた最新医療の展示イベントの様子を紹介しました。
会場では実際の医療機器に触れられる体験コーナーも設けられ、子どもから大人まで、多くの人が来場して「がん検診の重要性」を肌で感じる貴重な機会となりまったそうですよ。
展示の目玉は、AIによる大腸ポリープ診断支援。内視鏡映像を解析し「ここが怪しい」と示してくれる技術に、来場者は大きな関心を寄せました。
吉田さんによると、まだ発展途上のシステムですが、経験の浅い医師を支える力となり、将来AIと人間が協力する新しい医療を実現出来るとのことでした。
紹介しました。
また吉田さんは、日本と比べて大腸がん死亡率の高いチリでの経験を交えながら、検診の有無が生死を分ける現実を強調。
「症状が出てからでは手遅れになることが多い。検診で見つかれば9割以上が治癒できる」と訴えました。
日本では便潜血検査の受診率が約40%と低く、欧米や韓国の水準に比べても遅れているそうです。
大腸がんは今や日本人が最もかかりやすいがんであり、死亡原因でも肺がんに次いで2位。今後15年は増加が続くと予測される中、受診率向上が求められているそうです。
大腸がんは「早期に見つければ治せる病気」。検便から始まるシンプルな一歩が、自分と家族の未来を守る最良の方法ということで、この機会にぜひ、検診について考えてみてはいかがでしょうか。
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8月8日の「いろいろ万華鏡」では、大阪大学大学院 人間科学研究科 国際協力学教授の杉田映理さん(中央)同じく人間科学研究科で博士前期課程1年のハン・チュキさん(右)と早川眞央さん(左)にお越しいただきました。

3人が主に取り組んでいるのが、月経や国際協力に関する研究・活動。杉田教授はもともとアフリカで安全な水やトイレの確保を研究していましたが、中学校女子トイレの重要性から月経問題に着目。
教育や文化と深く関わるテーマとして、日本国内の課題にも取り組むようになりました。
ハンさんは中国出身で、日本と中国における災害時の月経支援を研究。避難所では生理用品やトイレ環境の不足が深刻であり、その解決策を模索しています。
早川さんはアフリカ・ブルンジ共和国などでの地域和平活動を研究し、現地での生理用品不足の実態も目の当たりにしました。
3人も参画している「MeWプロジェクト」は、月経(Menstruation)とウェルビーイングを組み合わせた名称で、月経に関する意識向上と支援を目的としています。
活動は主に3つ。①啓発活動、②トイレ内で無料生理用品を入手できる段ボール製ディスペンサーの普及、③避難所や学校での支援です。ディスペンサーは全国約5000カ所に設置され、関西万博会場や大学、公共施設でも活用されています。
この取り組みは「突然の月経でも安心して対応できる環境づくり」と「月経を話題にしやすくする雰囲気づくり」の両面で効果を持ちますが、コストや補充の課題があるので、大学・自治体・企業などの支援が不可欠です。
海外ではスコットランドが公共施設への生理用品常備を法制化、米国でも一部州で学校や図書館に設置を義務化するなど、日本より進んだ事例もあります。
月経は誰にとっても自然な現象であり、タブー視をやめて社会全体で支えることが重要です。MeWプロジェクトは、国内外で月経をめぐる課題を共有し、女性のウェルビーイング向上を目指しています。
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7月11日の「いろいろ万華鏡」では、明石を舞台にした映画「西灘 時のしずく」を製作中の映画監督 川東敏幸さん(写真:左から2人目)、映画に出演された安福義郎さん(右)と川田すずさん(右から2人目)、撮影に協力された日本舞踊家の若柳有多可さん(左)にお越しいただきました。
もともと映像とは全く関係のない社会人として働いていた川東さん。家庭用ビデオで映像制作に興味を持ち、新聞広告をきっかけに映画の世界へ飛び込んだ異色の経歴の持ち主です。

今回の映画は、明石市にある6つの酒蔵をテーマに、日本酒の奥深い世界とその伝統を描きます。物語は、戦国時代から現代へとつながる時間の流れを背景に、代々受け継がれる酒造りの精神や家族の葛藤を描写。監督が特に重視したのは、「地元の文化を映画という形で広く発信すること」です。
キャストには市民オーディションから選ばれた人々も多く登場します。酒に長年携わってきたという77歳の安福さんは、蔵元の“おじいちゃん”役に抜擢。演技経験ゼロながら、豊富な業界知識が評価されました。また、現役高校生の川田さんは主人公の妹役で出演。これが初めての演技挑戦だと語ります。
さらに、元宝塚歌劇団出身者や著名なミュージシャンの親族など、多彩な顔ぶれも加わり、プロと市民が融合するユニークな作品に仕上がりそうです。
時代劇要素も取り入れられており、明石の甲冑隊や乗馬協会の協力も得て、戦国時代の重厚なシーンも撮影される予定です。完成は2026年5月から6月を予定しており、クラウドファンディングも8月頃から開始される見込みです。
なお、本作のきっかけを作ったのは日本舞踊家の若柳隆さん。映画とは別に、10月第一日曜には恒例の「名流舞踊の会」も開催予定です。
地元文化の魅力を映画で再発見できるこのプロジェクト、今後の展開に大いに注目ですね。



