23日の「いろいろ万華鏡」では、京都府立医科大学の消化器内科講師の吉田直久さんをお迎えして、日本人に増えている大腸がんとその健診についてお話を伺いました。
大腸がんとは、ポリープを介して腫瘍が大きくなる症状で、ここ10年で胃がんを越えて日本人が罹患するがんのトップになっているそうです。
でも早期検査によって大腸がんを治癒することはできるということで、吉田さんはその啓発に力を入れるべく、NPO法人 京都大腸がん検診啓発ランナーズK-Drを立ち上げたそうです。
具体的には、大腸がん検診を啓発する文言を書いたTシャツを着て吉田さんたちメンバーが各地のマラソン大会に参加することでアピールするというユニークな活動をされているそうです。
大腸がん検診は、近年は麻酔が効いている間に済んでしまう方法が主流になっていますが、準備段階のお腹の中を空っぽにする過程が大変ということで、受診しようという人がなかなか増えないそうです。
しかし、吉田さんによるとこの準備段階も近年はさらに進化しているので、ぜひ積極的に受診してほしいとのことでした。