寺谷一紀のまいど!まいど!

番組内容

ナニワのアナウンサーこと寺谷一紀が神戸をキーステーションに生放送でお送りする関西ええとこまるかじりの情報ワイド番組。
毎回多彩なゲストをスタジオにお迎えして、“聴くカルチャー”をコンセプトに、格調高く個性的にお届けしています。

  • 2026年1月17日(土) 10時00分 一紀のいろいろ万華鏡

    谷崎潤一郎の魅力を楽しみましょう!

    1月16日の「いろいろ万華鏡」では、2月15日(日)、芦屋ルナホールの大ホールで開催されます朗読公演『春琴抄』に出演されます朗読ユニット「こえのとびら」の鍋島菜穂子さん(右)、近藤朋子さん(左)、そして朗読家の内山あゆみさん(中央)にお越しいただきました。

    『春琴抄』は、谷崎潤一郎の代表作の一つ『春琴抄』で、今年が谷崎潤一郎の生誕140年という節目の年ということから、この作品に挑戦することにされたそうです。

    『春琴抄』は、盲目の琴の師匠・春琴と、その弟子である佐助の関係を描いた物語です。春琴は美しくも気性が激しく、佐助はそんな春琴に一途に仕え続けます。2人の間には愛情だけでなく、緊張感や執着も絡み合い、濃密な愛憎劇として展開していきます。番組内でも「どろどろぐちゃぐちゃも含めた物語」と表現されるほど、強烈な世界観を持つ作品です。

    今回の朗読舞台の特徴は、朗読と音楽が重なり合う演出です。作中にも登場する琴や三絃の響きを取り入れ、「目を閉じて聴ける物語」にしたいという狙いが語られました。鍋島さんは、視覚に頼らず音や声に意識を向けることで、普段は気づけない感覚が開かれていく体験を届けたいと話します。

    さらに、主役となる春琴を演じる内山さんは今回「セリフだけを担当する」という初めてのスタイルに挑戦します。読み合わせで佐助役の声を聞いた瞬間、思わず引き込まれたそうで「朗読だからこそ、聴く人の想像力によって世界が立ち上がる」という朗読の醍醐味をあらためて感じたそうです。

    この公演のチケットを5名様にプレゼントいたします。

    今月末まで受け付けますので、ご希望の方はどんどんご応募くださいね!

    〒650-8580 ラジオ関西「寺谷一紀のまいど!まいど!」『春琴抄』チケットプレゼント係

  • 2026年1月10日(土) 10時00分 一紀のいろいろ万華鏡

    泡盛大特集!

    2026年最初の「いろいろ万華鏡」では、年末年始に沖縄に行ってきたあっきんから、泡盛の魅力やおいしい飲み方について紹介してもらいました。

    泡盛は、沖縄を代表する蒸留酒で、一般的な焼酎と比べると製法や原料には大きな違いがあります。

    最大の特徴は、原料にタイ米(インディカ米)を使い、黒麹菌を用いて仕込む点です。泡盛は米をすべて麹にして一度に仕込む「全麹仕込み」で造られるため、焼酎とは似て非なる独特の風味が生まれるそうです。

    あっきんは石垣島の泡盛蔵を実際に訪ねたそうで、長い歴史を持つ蔵では、黒麹菌の影響で壁や天井が黒く染まっていて、積み重ねられてきた時間と伝統を肌で感じることができたそうですよ。

    もちろん、それ以外の床や作業場は徹底的に清潔に保たれていて「良い酒は整理整頓と清潔さから生まれる」という日本酒造りにも通じる共通点を感じたそうです。

    本当は、この蔵で買ってきた泡盛を試飲する予定でしたが、残念ながら放送日までに配達が間に合わなかったので、今回は普通に買ってきた泡盛を「さんぴん茶(沖縄のジャスミン茶)」で割る飲み方をご紹介しました。

    水割りよりも香りが引き立ち、甘みを残したまま爽やかに飲めるため、度数の高さを感じさせず、非常に飲みやすいそうです。

    さらに、脂のある料理との相性も抜群で、ソーセージと一緒に試飲した寺谷さんたちも口の中がさっぱりと整って食事が進みそうと盛り上がっていました。

    泡盛の新しい楽しみ方として、沖縄の空気を感じながら、ぜひ自分なりの一杯を見つけてはいかがですか?

  • 2025年12月13日(土) 15時05分 一紀のいろいろ万華鏡

    劇団四季ミュージカル「ゴースト&レディ」をご紹介しました。

    12月12日の「いろいろ万華鏡」では、12月7日から大阪公演が開幕した劇団四季のオリジナルミュージカル「ゴースト&レディ」について、観劇してきたあっきんに紹介していただきました。

    この作品は、漫画家の藤田和日郎の作品『黒博物館ゴースト アンド レディ』を原作とする劇団四季のオリジナルミュージカルです。

    「近代看護教育の母」として有名な、あのナイチンゲールが、劇場に住み着く芝居好きの幽霊グレイとある約束を交わすことから始まる物語。

    観劇したあっきんによると、自身はもちろんのこと、周りにいた方々も涙を流しながら観ていたそうですよ。

    すでに公演は始まっていますが、SNSなどでも絶賛の嵐のようで、これはもう観るしかないですね!

    劇団四季「ゴースト&レディ」オフィシャルサイト

  • 2025年12月6日(土) 10時00分 一紀のいろいろ万華鏡

    日本のクリスマスケーキは特別?

    日本のクリスマスといえば、真っ白な生クリームに赤いイチゴが飾られた丸いケーキを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

    このスタイルのケーキは、実は日本独自に発展したクリスマス文化の象徴なんです。

    そこで今回、番組ではおなじみとなりました大東市・東大阪市の「菓子工房レジェール」のパティシエ、水田総一郎さんに、そのルーツと魅力を伺いました。

    水田さんがスタジオにお持ちいただいたのは、ふわふわのスポンジに濃厚な生クリーム、そして鮮やかなイチゴが輝く、まさに「日本のクリスマスケーキ」。

    実は、海外ではクリスマスにケーキを食べる文化はむしろ少数派で、イギリスはスパイス入りのケーキ、スペインではドーナツ状の「ロスコン」、イタリアはパネットーネ、フランスはブッシュドノエル、ドイツはシュトーレンなど、国ごとに全く異なる伝統菓子があります。

    こうして比べてみると、日本のショートケーキがいかに独自の進化を遂げた存在なのかが分かります。

    そのルーツは大正時代までさかのぼります。洋菓子メーカー「不二家」の創業者がアメリカで出会った「生クリームとイチゴを使ったケーキ」に感銘を受け、日本に持ち帰ったことが始まりだそうです。

    当初はクッキー生地が使われていましたが、日本人の嗜好に合わせてカステラをベースにしたスポンジが生まれ、戦後の冷蔵技術の普及とともにショートケーキ文化が広まっていきました。

    さらに面白いのは、白いクリームに赤いイチゴを合わせるデザインが「紅白」を連想させ、日本人の祝い事の感覚とマッチしたという説。和洋折衷の象徴として、日本のクリスマスケーキが定着したというのも納得です。

    水田さんの「レジェール」のケーキは、スポンジは一般的なケーキより粉を少なめにし、卵の比率を高めることで驚くほどしっとりとした口どけを実現。生クリームも通常30~40%の脂肪分に対し、レジェールはなんと47%というリッチな配合。それでいて重さを感じない軽い後味が特徴なんです。

    また「レジェール」では、クリスマス当日に予約なしで訪れた人でもケーキを買えるよう、必ず店頭在庫を用意しているとのこと。

    クリスマスが近づくと、一年で最も多くのイチゴが洋菓子店へと運ばれます。イチゴをふんだんに使ったこのケーキは、日本の冬を彩る大切な文化の一つです。

    今年は、そんな歴史とこだわりに思いを馳せながら、日本ならではのクリスマスケーキを味わってみてはいかがでしょうか。

  • 2025年11月29日(土) 10時00分 一紀のいろいろ万華鏡

    和楽器の音色に合わせて東海道の旅を

    11月28日の「いろいろ万華鏡」では、三味線奏者の菊若啓州さん(前列右側)と、朗読ボランティアとして演奏を支える田原達夫さん(前列左側)にお越しいただきました。

    お二人は地域の教会などで童話や童謡などを和楽器と融合させた独自のの朗読会を続けています。

    菊若さんは全盲ですが、幼い頃から琴や三味線に触れ、長年にわたって独自の世界観を持つ奏者として活躍してきました。

    番組では、三味線の生演奏も披露いただきましたが、スタジオが一気に乙な雰囲気に包まれました。

    さらに番組では、菊若さんが取り組む大きな企画として、「東海道五十三次」をテーマにした全53曲の組曲を紹介しました。これは菊若さんの兄弟子である中村陽一さんが半世紀かけて作曲した大作で、亡き中村さんの思いを後世に届けるために、菊若さんが中心となって全曲演奏を実現させるという試みです。

    番組内では「日本橋」「京都」の2曲が紹介されましたが、伝統音楽でありながら現代的なアレンジが施された独特の響きが流れました。和楽器の響きに合わせて、版画家・安藤広重の宿場町の絵も投影されるとのことで、まさに江戸時代の旅を五感で体験するようなコンサートになりそうですね。

    この特別公演は、12月6日に兵庫県立芸術文化センター・神戸女学院小ホールで開催されます。当日券も用意されており、和楽器ファンはもちろん、歴史や美術に興味がある方にもおすすめですよ。

    和楽器に触れたことがない方でも、三味線の生音と旅情あふれる音楽世界に魅了されること間違いありません。ぜひ、会場でその迫力と温かさを体感してみてはいかがでしょうか。