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寺谷一紀のまいど!まいど!

番組内容

ナニワのアナウンサーこと寺谷一紀が神戸をキーステーションに生放送でお送りする関西ええとこまるかじりの情報ワイド番組。
毎回多彩なゲストをスタジオにお迎えして、“聴くカルチャー”をコンセプトに、格調高く個性的にお届けしています。

  • 2025年8月10日(日) 10時00分 一紀のいろいろ万華鏡

    女性が過ごしやすい社会づくりのために

    8月8日の「いろいろ万華鏡」では、大阪大学大学院 人間科学研究科 国際協力学教授の杉田映理さん(中央)同じく人間科学研究科で博士前期課程1年のハン・チュキさん(右)と早川眞央さん(左)にお越しいただきました。

    3人が主に取り組んでいるのが、月経や国際協力に関する研究・活動。杉田教授はもともとアフリカで安全な水やトイレの確保を研究していましたが、中学校女子トイレの重要性から月経問題に着目。

    教育や文化と深く関わるテーマとして、日本国内の課題にも取り組むようになりました。

    ハンさんは中国出身で、日本と中国における災害時の月経支援を研究。避難所では生理用品やトイレ環境の不足が深刻であり、その解決策を模索しています。

    早川さんはアフリカ・ブルンジ共和国などでの地域和平活動を研究し、現地での生理用品不足の実態も目の当たりにしました。

    3人も参画している「MeWプロジェクト」は、月経(Menstruation)とウェルビーイングを組み合わせた名称で、月経に関する意識向上と支援を目的としています。

    活動は主に3つ。①啓発活動、②トイレ内で無料生理用品を入手できる段ボール製ディスペンサーの普及、③避難所や学校での支援です。ディスペンサーは全国約5000カ所に設置され、関西万博会場や大学、公共施設でも活用されています。

    この取り組みは「突然の月経でも安心して対応できる環境づくり」と「月経を話題にしやすくする雰囲気づくり」の両面で効果を持ちますが、コストや補充の課題があるので、大学・自治体・企業などの支援が不可欠です。

    海外ではスコットランドが公共施設への生理用品常備を法制化、米国でも一部州で学校や図書館に設置を義務化するなど、日本より進んだ事例もあります。

    月経は誰にとっても自然な現象であり、タブー視をやめて社会全体で支えることが重要です。MeWプロジェクトは、国内外で月経をめぐる課題を共有し、女性のウェルビーイング向上を目指しています。

  • 2025年7月12日(土) 10時00分 一紀のいろいろ万華鏡

    明石を舞台にした映画が、ただいま製作中!

    7月11日の「いろいろ万華鏡」では、明石を舞台にした映画「西灘 時のしずく」を製作中の映画監督 川東敏幸さん(写真:左から2人目)、映画に出演された安福義郎さん(右)と川田すずさん(右から2人目)、撮影に協力された日本舞踊家の若柳有多可さん(左)にお越しいただきました。

    もともと映像とは全く関係のない社会人として働いていた川東さん。家庭用ビデオで映像制作に興味を持ち、新聞広告をきっかけに映画の世界へ飛び込んだ異色の経歴の持ち主です。

    今回の映画は、明石市にある6つの酒蔵をテーマに、日本酒の奥深い世界とその伝統を描きます。物語は、戦国時代から現代へとつながる時間の流れを背景に、代々受け継がれる酒造りの精神や家族の葛藤を描写。監督が特に重視したのは、「地元の文化を映画という形で広く発信すること」です。

    キャストには市民オーディションから選ばれた人々も多く登場します。酒に長年携わってきたという77歳の安福さんは、蔵元の“おじいちゃん”役に抜擢。演技経験ゼロながら、豊富な業界知識が評価されました。また、現役高校生の川田さんは主人公の妹役で出演。これが初めての演技挑戦だと語ります。

    さらに、元宝塚歌劇団出身者や著名なミュージシャンの親族など、多彩な顔ぶれも加わり、プロと市民が融合するユニークな作品に仕上がりそうです。

    時代劇要素も取り入れられており、明石の甲冑隊や乗馬協会の協力も得て、戦国時代の重厚なシーンも撮影される予定です。完成は2026年5月から6月を予定しており、クラウドファンディングも8月頃から開始される見込みです。

    なお、本作のきっかけを作ったのは日本舞踊家の若柳隆さん。映画とは別に、10月第一日曜には恒例の「名流舞踊の会」も開催予定です。

    地元文化の魅力を映画で再発見できるこのプロジェクト、今後の展開に大いに注目ですね。

  • 2025年6月28日(土) 10時00分 一紀のいろいろ万華鏡

    色で楽しむ日本酒の新体験「といろのお酒」プロジェクト

    6月27日の「いろいろ万華鏡」では、日本酒の魅力を再発見するユニークな企画「といろのお酒 十彩PROJECT」についてご紹介しました。

    このプロジェクトは、全国10の酒蔵とコラボし、それぞれの酒を日本の伝統色にちなんだネーミングで展開するもので、「十人十色」をコンセプトに、多彩な味わいを色で表現しています。

    先日東京で開催されたイベントでは、メディアでも活躍中の料理研究家 北原和樹さんによる特製料理と、厳選された6銘柄の日本酒をペアリング。

    なかでも夏酒「涼野(りょうや)」は、軽やかな酸味と甘みが特徴で、暑い夜の風呂上がりにぴったりの一杯。アルコール度数も13%と控えめで、ワイン感覚で楽しめる飲みやすさが魅力です。

    この取り組みの背景には、日本酒の消費減少という課題があります。そこで注目されたのが、次世代の若手蔵元たち。本プロジェクトでは、そうした若手の情熱や技術を取材し、BS日テレの深夜番組でも紹介されたそうです。

    放送はECサイトと連動しており、紹介された限定酒をネット購入することも可能です。

    色彩豊かな酒名──「白群」「紅藤」「紺青」など、見るだけでも楽しく、思わず手に取りたくなる美しさ。ラベルデザインも統一され、視覚的にも統一感があります。

    「といろのお酒」は、味だけでなくストーリーや造り手の想いまで味わえる、新しい日本酒の楽しみ方。

    興味を持った方は、番組や商品をチェックしてみてはいかがでしょうか。

    といろのお酒ー十彩PROJECT ホームページ

  • 2025年6月14日(土) 10時00分 一紀のいろいろ万華鏡

    映画監督 田中壱征さんにお越しいただきました

    6月13日の「いろいろ万華鏡」では、映画監督の田中壱征さんをゲストにお迎えしました。

    千葉県柏市出身の田中さんは、2歳で両親を失い、祖父母に育てられたという波乱の幼少期を経て、バックパッカーとして世界を巡り、映像の専門学校から講談社の映像部へとキャリアをスタート。

    もともとは車関連の映像に関わっていましたが、やがて脚本家の倉本聰さんが主宰する「富良野塾」との出会いを機に、映画監督を目指します。

    しかし商業映画の世界は、資金や人脈、名前の力が求められる厳しい場。そこで田中さんはいったん映像の世界を離れ、ビジネス知識を身につけることでスポンサーとの信頼関係を築き、映画制作の基盤を整えたそうです。

    代表作『温もりの内側』や『風が通り抜ける道』では、家族や心の問題といった深いテーマを描き、小中学校の教材としても活用されるなど高い評価を得ています。

    現在は、福島・会津を舞台にした『原町』と、東京をテーマにした『東京ロス通』の2作を同時進行で制作中。7月と11月の公開を予定しており、今後の動向にも注目ですね。

  • 2025年5月17日(土) 10時00分 一紀のいろいろ万華鏡

    今年も出ました!「春鹿亜樹2025」!

    5月16日の「いろいろ万華鏡」では、あっきんが奈良県の今西清兵衛商店さんとコラボして生まれた日本酒「春鹿亜樹」の新酒を堪能しました!

    今年もついに完成しました「春鹿亜樹2025」!

    毎年変わるスタイリッシュなラベルデザインですが、今年はなんと関西万博をイメージした赤と青の光彩仕様!

    光の当たり方で色が変化するボトルが、手にする人を楽しませてくれますよ。

    製造頂いた奈良の老舗酒蔵「今西清兵衛商店」五代目社長の今西清隆さんは「お酒は生き物。毎年が挑戦」ということで、今年は“提案魔”という南部杜氏の伝統的手法で製造。

    400リットルのタンクを手でかき混ぜるという、体力勝負の作業にも吉川さん自らが参加したそうですよ。

    味わいは、瓶詰め後に1ヶ月以上熟成され、微炭酸のまろやかさと甘みが絶妙に調和。和洋問わず食事に合って、チーズやデザート、オリーブオイルとも好相性なんだそうです。

    普段、日本酒を飲まない人でも、ワイン感覚で楽しめる仕上がりになっているそうですよ。

    また、6月14日(土)には東京で初の「春鹿縁日」イベントを開催予定。お酒の試飲や軽いつまみに加え、縁日のようなゲームも楽しめる家族連れ歓迎の催し。予約不要で誰でもふらっと立ち寄れます。

    今年は本数を絞って限定380本の製造。価格は2,860円(税込)で、吉川さんの「SAKE-AKI’s STORE」やインスタグラムから予約受付中。

    SAKE-AKI’s STORE 公式サイト

    さらに、ラジオ番組のプレゼント企画でも抽選で3名にプレゼントされるチャンスも!

    春と秋の風物詩となりつつある「春鹿」。日本酒の新しい魅力に出会える一本として、ぜひお試しを!

    〒650-8580 ラジオ関西「寺谷一紀のまいど!まいど!」 春鹿亜樹2025 プレゼント 係