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寺谷一紀のまいど!まいど!

番組内容

ナニワのアナウンサーこと寺谷一紀が神戸をキーステーションに生放送でお送りする関西ええとこまるかじりの情報ワイド番組。
毎回多彩なゲストをスタジオにお迎えして、“聴くカルチャー”をコンセプトに、格調高く個性的にお届けしています。

  • 2022年8月8日(月) 15時00分 防災マッカセナサイ!

    「線状降水帯(せんじょう こうすいたい)」について

    昨日から、東北・北陸地方を中心に、大雨の被害が出ていますね。近年、全国各地でこうした「集中豪雨」の被害が相次いていますが、

    その原因として注目されているのが、「線状降水帯」です。

    雨雲の元となる、暖かく湿った空気が次々と流れ込んで、積乱雲が発生します。

    よく聞く「ゲリラ豪雨」は、発達した積乱雲1つから局地的に短時間に大雨が降る現象です。

    「線状降水帯」は、その積乱雲が上空の風によって流されて線状に連なり、同じ場所で大雨が長く続く状態を言います。

    気象庁の基準では、幅が20キロメートルから50キロメートル、長さが50キロメートルから300キロメートルの状態を「線状降水帯」と呼んでいます。

    気象庁と国土交通省では、この線状降水帯が出来たことを確認した場合に速報する「顕著な大雨に関する気象情報」の運用を、令和3年からスタートさせました。

    これは、「線状降水帯」が発生したと判断した場合、例えば

    「線状降水帯による非常に激しい雨が、同じ場所で降り続いています。命に危険が及ぶ災害発生の危険度が急激に高まっています」

    などの情報を呼びかけます。

    また、今年の6月からは、線状降水帯による大雨発生の可能性が高い場合、複数県にまたがる広域を対象に、半日ほど前から気象情報での呼びかけが始まりました。

    「線状降水帯」の発生予測には、スーパーコンピューター「富岳」なども使われていますが、現時点での予測的中率は、およそ25%となっています。

    ですから、この「線状降水帯」による大雨の情報を聞いたら、該当箇所に住んでいる方は、速やかに避難行動をとってください。

    新しい災害に関するキーワード「線状降水帯」を、この機会にぜひ覚えておいてください。

     

    コーナー提供

  • 2022年8月2日(火) 10時00分 防災マッカセナサイ!

    夏山登山での遭難防止について

    涼しさを求めて登山を楽しむのに絶好の季節がやってきましたね。しかし、夏山だからと油断は禁物です!

    実は毎年、中高年登山者を中心に転落・滑落や道迷い、転倒などの遭難事故が多発しています。

    そこで、登山にお出かけの方は、次のような準備をしておきましょう。

    ①事故に遭わないよう入念な登山計画を立てましょう

    目的地までの情報を確認して、しっかりした登山計画を立てましょう。

    登山計画を立てたら、家庭や職場・学校、入山地の所轄警察署などに「登山計画書」を提出しておけば、いざという時の救助活動に役立ちます。

    そして、山岳保険や傷害保険等に加入しましょう。

    ②経験豊富な人と一緒に登りましょう。

    単独登山は、万が一遭難した時に、救援を求めるのが難しくなります。

    必ず経験豊富な人と一緒に、計画を立てて出かけましょう。

    ③天気予報は、十分に確認しましょう。

    注意報や警報などの気象情報が出ているときは、無理をせずに登山を中止する勇気を持ちましょう。

    登山中も定期的に気象情報を確認するために、ラジオや携帯電話、スマホなどを持参しましょう。

    ④登山目的にあった装備を持参しましょう。

    地図やガイドブック、コンパスやGPSなどの用具を積極的に活用してください。また熱中症などに備えて、水分も十分に摂取しておきましょう。

     

    さらに今の時期、注意が必要なのが新型コロナウイルス対策です。

    現地までの移動で公共交通機関を使う場合は、適切なマスクの着用を心がけましょう。

    またアルコール消毒用品も持参しましょう。

    登山中のマスクについては、熱中症予防のため、人との距離を保っていれば、常時着用する必要はありません。

    登山道が混雑しているなど、その時の状況に応じてマスクを着用してください。

     

    コーナー提供

  • 2022年7月25日(月) 15時00分 防災マッカセナサイ!

    川の安全利用について

    暑い日が続くと、身近な川でレジャーを楽しむ方も多いと思います。

    しかし、川は大雨などによる急な増水で、突然危険な場所になることもあります。

    そこで川遊びをする時は、次の4点に注意しましょう。

    ①子どもだけで川へ遊びに行ってはダメ!

     必ず大人が一緒についていきましょう。また、遊びに行くときは、川の中でも滑りにくい靴を履いたり、ライフジャケットなどの準備をして出かけましょう。

    ②天気予報を必ずチェック!

    天気が悪い時はもちろん、大雨や洪水の注意報、警報が解除されても、川の増水は続いている可能性があります。

    すぐには遊びに行かないようにしましょう。また常に天気がチェックできるよう、携帯電話やラジオなどを忘れずに。

    ③急な増水に注意!

    雷が鳴ったり、雨が降ってきたら、すぐに川から離れましょう。絶対に橋の下で雨宿りをしてはいけません。

    また、その場で雨が降っていなくても、川の上流の空に黒い雲が見えるときは、上流で雨が降っている場合があります。

    このような時は、川の水位が一気に上昇する恐れがあり非常に危険です。すぐに川から上がりましょう。

    ④川に着いたら、注意看板や回転灯を確認!

    看板には、川遊びをする時の注意事項が書いてあります。大人の方は、子どもに内容を教えてあげましょう。

    また、兵庫県では、大雨などで急激に水位が上昇するような川において、利用者が、より的確に安全確保の判断をするための警報システムを設置しています。

    橋のたもとなどで、大雨や洪水の注意報・警報の発表と連動した回転灯を作動させて、利用者に避難を促します。

    川で遊ぶときは、この回転灯の場所を事前に確認しておいて、回転灯が点灯したら、すぐに川から出ましょう。

    そして、警察や消防、パトロールの人たちの注意には必ず従いましょう。

    楽しい川遊びのためにも、注意事項をしっかり守って下さい。

    コーナー提供

  • 2022年7月11日(月) 15時00分 防災マッカセナサイ!

    熱中症への注意と対策

    これから本格的に夏らしい暑い時期に入りますが、そこで気を付けないといけないのが「熱中症」。

    熱中症とは「高温多湿な環境で、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体内の調整機能が壊れるなどして発症する障害」

    のことを言います。

    その結果、

    ・めまい、立ちくらみや手足がしびれる。

    ・吐き気や倦怠感などの症状が現れる。

    ・時には意識障害など重症になる

    といった症状が現れます。

    今年はさらに新型コロナウイルス感染症の影響で、マスクの着用など制約も多いので、さらに注意が必要です。

    そこで、コロナ禍での新たな生活様式を踏まえた熱中症の予防方法をご紹介します。

    屋外・室内に関係なく、こまめに水分と塩分の補給を!

    2021年5月から9月の間、熱中症で救急搬送された方の約4割は、住居で発生しています。屋内にいるからと、油断してはいけません。

    扇風機やエアコンなどで、部屋の温度調整を!

    特に高齢者は、暑さを感じにくく、汗もかきにくいなど、体の感覚機能が弱くなっており判断が遅れがちです。

    周りの人も気を配ってあげましょう。

    日頃から健康管理をしましょう!

    感染症予防も兼ねて、日頃から体温測定や健康チェックを実践しましょう。

    また暑くなり始めの時期から、適度な運動をすることで、暑さに慣れるようにしましょう。

    マスクの着用は適切に!

    マスクによる熱中症のリスクにも気をつけないといけません。

    屋内では、距離が確保出来て会話をしない場合、屋外では距離が確保出来る、または会話をしない場合は、適宜マスクを外しましょう。

    もしも熱中症が疑われる人を見かけたら、涼しい場所へ避難させるといった応急処置をして、ためらわずに救急車を呼びましょう。

    コーナー提供

  • 2022年7月4日(月) 15時00分 防災マッカセナサイ!

    「青い羽根募金」のおしらせ

    夏になると、海のレジャーに出かける方が増えますが、一方で毎年、水難事故もたくさん発生しています。

    「海で事故が起きた時、救助活動を担当する人たちは?」と言えば、すぐに思いつくのは海上保安庁や警察、消防といった行政機関ではないでしょうか?

    実は、そういった行政機関の他にも「ボランティア救助員」と言って、漁業関係者や、会社員といった一般の人たち、その数、全国で約5万2千人がボランティアで救助活動をしているんです。

    こうしたボランティア救助員たちの活動を支えているのが、「青い羽根募金」です。

    公益社団法人日本水難救済会が実施する「青い羽根募金」は、ボランティア救助員の活動に必要な、ライフジャケットやロープ、浮き輪などの購入資金に充てられています。

    募金は一年を通じて募集しており、特に、毎年7月と8月の2ヵ月間を「青い羽根募金 強調運動期間」として、全国的に募金活動を展開していますが、最近は資金的に厳しい状況が続いています。

    兵庫県水難救済会でも、募金を受け付ける振込先口座を開設しています。

    詳しいお問い合わせは、

    兵庫県災害対策課内 兵庫県水難救済会事務局

    TEL:078-362-9988

    までご連絡ください。

    海で遭難した方々の救助を行うボランティア救助員。その活動を支える「青い羽根募金」に、ご協力をお願いします。