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寺谷一紀のまいど!まいど!

番組内容

ナニワのアナウンサーこと寺谷一紀が神戸をキーステーションに生放送でお送りする関西ええとこまるかじりの情報ワイド番組。
毎回多彩なゲストをスタジオにお迎えして、“聴くカルチャー”をコンセプトに、格調高く個性的にお届けしています。

  • 2025年10月26日(日) 10時00分 まいど!いらっしゃい!ようおこし!

    神戸落語祭へいらっしゃ~い!

    10月24日のゲストは、噺家たちによるデキシーランド・ジャズバンド「ホーンなアホな」のリーダー、リピート山中さんと、マネージャーの桂あやめさんにお越しいただきました。

    「ホーンなあほな」は、落語家の中で楽器を演奏できるメンバーが集まり「一緒にバンドをやろう」と始まった企画だあそうで、デビューの舞台は大阪の生魂神社で毎年開催される落語家の祭典「彦八まつり」。

    そのオープニングで演奏を披露したのを皮切りに、ついには神戸・喜楽館の開館式でファンファーレを担当。それがきっかけで正式にバンドとして活動をスタートさせたそうです。

    桂あやめさんは、かつてはメンバーとしてアルトサックスを演奏していましたが、現在はマネージャーとしてブッキングや企画運営を担当しているそうです。

    番組内では、バンドの新曲「ええとこええとこ喜楽館」もご紹介しました。神戸・新開地をテーマにしたこの曲は、リピート山中さんが作詞作曲したオリジナルソングで「喜楽館」の閉演後に流れるエンディングテーマとして制作されたそうです。

    軽快で親しみやすいメロディーが特徴のこの曲は、10月28日からカラオケのJOYSOUNDで先行配信され、11月1日には全国発売される予定です。

    さらに話題は、11月1日・2日に開催される「神戸落語祭」へ。

    新開地の喜楽館を中心に、区役所ホール、アートビレッジセンター、新公園など全6会場で約100人の噺家が出演する壮大なイベントです。

    東京からも柳家花緑さん、立川志らくさんといった人気落語家が参加し、神戸の街全体が笑いに包まれる2日間になりそうです。

    中でも注目は「落語家×お店コラボ企画」。落語家が地元の飲食店に入り、店主と一緒にメニューを考案・提供するというもので、料理好きの落語家による限定鍋や、スナックでの“落語家ママ”企画など、街全体が一体となった遊び心あふれる催しが展開されるんです。

    また、映画『あなたのためならどこまでも』の上映会も行われます。この映画には月亭八方さん、笑福亭鶴瓶さん、そして生前の桂ざこばさんといった豪華メンバーが出演。主演は桂あやめさんで山中さんが音楽を担当したこの作品は、落語文化の温かみを映像で伝える貴重な一本として、今再評価されているそうです。

    音楽あり、落語あり、映画あり──。神戸の街を舞台にした笑いと文化の祭典「神戸落語祭」に、ぜひお越しくださいね!

  • 2025年10月19日(日) 10時00分 まいど!いらっしゃい!ようおこし!

    しっかり受けましょう!健康診断

    10月17日のゲストは、高槻病院副院長で循環器内科主任部長の中島健爾さんにお越しいただきました。

    実は、中島さんがご出演いただいた経緯というのが、番組コメンテーターの小玉誠三さんが、この春に心臓の異変で同院に救急搬送されたのがきっかけなんです。

    その時のエピソードをもとに、中島さんには「心臓病の早期発見と予防」について語られました。

    小玉さんは放送の数日前、息苦しさと胸の違和感を訴え2度倒れ、2回目の搬送時に緊急手術を受けました。血管が完全に詰まる「心筋梗塞」には至らなかったものの、冠動脈が狭くなり血流が悪化していた「狭心症」でした。

    中島さんは「典型的な症状で、救急搬送時には一時的に治まるため見逃されやすい」と警鐘を鳴らしました。

    狭心症の主なサインは、胸の圧迫感や冷や汗、左肩から首にかけての違和感など。特に高齢者は胸痛よりも“胃の不調”や“食欲減退”として現れる場合もあり、注意が必要です。

    異変を感じたら、かかりつけ医に相談し、心電図や運動負荷検査などの精密検査を受けることが重要と呼びかけました。

    また、生活習慣の改善が最大の予防策だと強調。高血圧、高脂血症、糖尿病、喫煙は動脈硬化を進行させる要因であり、「食生活と運動を日々意識することが血管を守る第一歩」とのことでした。

    ウォーキングなどの軽い運動を毎日続けることが、心臓への負担を減らす効果的な方法なんだそうですよ。

    さらにこれからの季節に多い“ヒートショック”にも要注意!急な温度差で血圧が変動し、浴室で倒れる高齢者が後を絶たないといいます。

    「脱衣所や浴室を温めてから入るなど、事前の一工夫が命を守ります」と中島さん。

    現在はカテーテルによるステント挿入など治療技術も進歩していますが「何よりも予防が最善の治療」と強調。心電図や頸動脈エコーなど、定期的なチェックを習慣にしてほしいと呼びかけました。

  • 2025年10月10日(金) 15時00分 まいど!いらっしゃい!ようおこし!

    梅田の新名所でゆっくり過ごしませんか?

    10月10日のゲストは、TOPPAN株式会社 西日本事業本部の富阪勲さんと山木純一郎さんにお越しいただきました。

    お二人が所属しているTOPPAN株式会社は、大阪駅北側の再開発エリア「グラングリーン大阪」にオープンしたイベントスペース「PLAT UMEKITA」を運営しているんです。

    施設内は、開放的なガラス張りのデザインと広い空間が特徴で、インフォメーションカウンターのほか、展示やイベントスペースとしても活用されています。これまでにはビールメーカーの体験イベントや、上海市との文化交流イベント、ハイブランドの展示会、ファッションショーなど、多彩な催しが行われてきました。

    そして、この週末はこちらのイベントが開催されます。

    未来の古着屋プロジェクト

    この企画展「WEAR TO GO(ウエアトゥゴー)」は「服の未来を考える」をテーマに、大阪の学生や企業と連携し、古着や余剰在庫を再活用する取り組みです。

    単なるリユースではなく「ひと手間加えた新しいファッション」として発信する試みで、初日の3日間は販売イベントも実施。秋の三連休中、訪れる人々で賑わいそうです。

    なんと!このイベントにお越しいただいて、受付スタッフに「『まいど!まいど!』を聞いたよ」と伝えていただき「PLAT UMEKITA」のInstagramをフォローしている画面を開くと、素敵なグラングリーン大阪やTOPPANさんと大阪・関西万博がコラボしたオリジナルグッズが当たるガラポン抽選会に参加できるんです!

    これは見逃せませんね!

  • 2025年10月5日(日) 16時23分 まいど!いらっしゃい!ようおこし!

    ボランティアで世界を変えたい!

    10月3日のゲストは、番組ではすっかりおなじみエルセラーン化粧品株式会社 代表取締役社長の糸谷沙恵子さんにお越しいただきました。

    先日は関西万博でのイベントでスピーチをされてきた糸谷さん。今回は、世界各国で学校や図書館の建設支援を続ける「1%クラブ」の活動について語りました。

    エルセラーン化粧品は、創業者の石橋会長が「戦争で父を亡くし、貧困を経験した自身の人生から“ボランティアを人生の使命に”」と決意し設立した企業です。

    マザー・テレサの活動に感銘を受け「社会貢献のための会社」という理念のもとに誕生し、現在はアジア・アフリカの最貧国を中心に、275校の学校や図書館を建設。ラオス、ネパール、カンボジアなど11か国で教育支援を展開しています。

    糸谷さんは「現地の子どもたちの笑顔を見ると、どんな苦労も吹き飛びます」と語り、今月末にはラオス、来月にはカンボジアでの開校式に参加予定。

    現地では言葉の壁を超え、感動が自然と共有されるといいます。開校式では、同社のテーマソング「シャイニングハート」が歌われ、子どもたちは現地語でこの曲を合唱。最近では、アフリカ・タンザニアの孤児院の子どもたちが日本語とスワヒリ語で歌う映像を送ってくれたそうで「成長した姿に涙があふれた」と糸谷さんは振り返りました。

    支援を受けた子どもたちの中には、教師や弁護士、医師、ニュースキャスターとなり、社会で活躍している人も増えています。

    「教育は世界平和の基盤。自立支援が未来を変える」と糸谷さん。実際、子どもたちが自分たちでブレスレットや衣服を作り、販売して得た資金で製粉機を購入するなど、現地に根付いた自立の芽が育っています。

    また、戦後80年を迎える今年10月11日には、大阪で「平和サミット」を開催予定。ノーベル平和賞を受賞した被団協の方々を迎え、支援を受けた子どもたちとの中継や活動報告を行うそうです。糸谷さんは「小さな思いやりの連鎖が、世界を変える力になる」と力を込めます。

    エルセラーン化粧品のボランティア活動は、単なる企業CSRを超え、人と人の心をつなぐ“シャイニングハート”そのもの。糸谷社長の言葉と行動は、今も世界の子どもたちに希望の光を届け続けています。

  • 2025年9月28日(日) 10時00分 まいど!いらっしゃい!ようおこし!

    世界を股にかける料理人 再び!

    9月26日のゲストは、世界を舞台に活躍する料理人・椛島剛さんに、久しぶりにご出演いただきました。

    現在、椛島さんはドイツ・フランクフルトに拠点を置き、航空会社の機内食を手がけるシェフとして活動しています。

    これまで、イギリス、スイス、アフリカのザンビア、そしてドイツとインドを渡り歩き、日本料理を広めてきた椛島さん。どの国でも日本料理に対する関心は高まっているものの、その理解やイメージには偏りも多く、苦労も絶えなかったそうです。

    特にドイツでは、「日本料理=唐揚げやラーメン」といった誤解が根強く、本格的な和食を提供することに大きな壁があったといいます。それでも粘り強く取り組み、蕎麦屋で日本食を広める機会を得て、現地での和食の認知度を高めていったそうですよ。

    現在手掛けている仕事は、航空会社から依頼を受け、日本料理のメニューを各国の調理現場に伝えること。レシピをただ再現するのではなく、現地スタッフに調理方法を指導し、日本食を知らない人でも作れるよう工夫しています。

    卵焼きや煮物といった日本独自の料理を理解してもらうのは一苦労ですが、その努力の積み重ねで、世界の空に和食を届けています。

    しかし最大の課題は食材調達。例えば日本では当たり前の「がんもどき」も、現地では材料が揃わず試行錯誤が必要です。また、出汁文化に馴染みのない国では、昆布や鰹の旨味が理解されず、味の再現に苦労することも。だからこそ「和食は水墨画、西洋料理は油絵」という独自の比喩で、その繊細さを伝え続けています。

    世界的に寿司やラーメンは人気を集めていますが、薄味で素材の旨味を活かす本来の和食は「味がない」と受け取られることも多いそうです。それでも、健康志向の高まりやリトルトーキョーと呼ばれるデュッセルドルフの盛り上がりなどを背景に、和食が正しく理解される土壌は少しずつ広がっています。

    「和食を世界に正しく伝える」――その使命感を胸に、椛島さんは今日も空を越えて料理と向き合っています。