番組内容
ナニワのアナウンサーこと寺谷一紀が神戸をキーステーションに生放送でお送りする関西ええとこまるかじりの情報ワイド番組。
毎回多彩なゲストをスタジオにお迎えして、“聴くカルチャー”をコンセプトに、格調高く個性的にお届けしています。
-
-
9月25日のゲストは、番組ではおなじみ福本医院 院長の福本敦さんと、鍼灸師の草谷準也さんにお越しいただきました。
福本医院は循環器内科を標榜しているので、「胸が痛い」「動悸がする」「呼吸がしづらい」といった症状で受診する患者さんが少なくないそうです。
当然、まず確認しなければならないのは心臓などの病気です。福本先生は、検査によって重大な病気が隠れていないことを確認したうえで、首や肩を触ってみると非常に硬くなっている患者さんが多いといいます。
そこで連携している草谷さんのもとで施術を受けてもらうと、首や肩が楽になるだけでなく、「胸の痛みが和らいだ」「深く呼吸できるようになった」と感じるケースもあるそうです。
その背景として注目されているのが「自律神経」です。
自律神経は、体を活動的にする交感神経と、リラックスさせる副交感神経から成り立っています。車に例えるならアクセルとブレーキのようなもの。心拍数など、自分の意思だけでは調整できない体の働きを自動的にコントロールしています。
ところが、ストレスや睡眠不足、カフェインの過剰摂取などによってバランスが崩れると、交感神経が優位な状態が続き、動悸や不眠などにつながることがあります。近年は首・肩こりも、そのバランスを乱す要因の一つではないかと考えられているそうです。
ただし、「胸が痛いのは肩こりだろう」と自己判断するのは禁物。福本先生も、まず心臓病や不整脈などがないかをきちんと調べることが最も重要だと強調します。そのうえで異常が見つからなければ、首・肩こりや生活習慣、自律神経という視点から原因を探っていくことになります。
番組後半では、福本先生が長年の診療経験から考案したダイエット理論も紹介されました。
福本医院のホームページには、身長、体重、性別、年齢などを入力し、食事や運動で1日の摂取カロリーをどの程度減らせば、将来の体重がどう変化するかを予測する「体重予測計算表」も公開されています。
「何をどれだけ頑張れば、どの程度の結果につながるのか」が見えることは、ダイエットを続けるうえで大きな助けになりそうです。
便利なスマホやパソコンが生活の中心になった今だからこそ、首や肩から届く小さなサインにも目を向けたいですね。
-
本日のメッセージテーマは「最近こっていること」です。
寺谷さんたちが手にしているのは、本日のゲスト、福本医院の福本敦先生が最近出版された電子書籍の「ダイエット論」。
もちろん、二人は健康的なトレーニングと食生活で、今朝もバッチリですよ!
みなさんの「こっていること」を教えてください!
メール:maido@jocr.jp
番組 Instagramは、こちらです!
-
9月18日のゲストコーナーには、追手門学院大学 学長の真銅正宏さんをお迎えしました。
2026年に創立60周年を迎えた追手門学院大学。開学当初は文学部と経済学部の2学部から始まり、その後大きく成長しました。
2014年ごろには5学部、約5000人規模でしたが、学部の新設や改組を進め、現在は9学部、収容定員約1万人の大学へ。さらに理工学部の開設によって文系・理系の双方を備える総合大学となりました。
2019年には茨木総持寺キャンパスを開設し、2025年には新たな校舎も完成。現在は約9000人の学生が総持寺キャンパスで学んでいます。芝生や学生がくつろげるスペースも整備され、単に授業を受けるだけではない、新しい大学の姿が生まれています。
そして現在、真銅さんが、特に力を入れているのがAI時代に対応した教育です。
大学では、生成AIを使ってレポートや論文を作成することへの懸念もあります。しかし真銅学長は、AIを遠ざけるのではなく、「きちんと使いこなせる学生を育てる」ことが重要だと話します。
その一方で、AIの答えをそのまま受け入れるのではなく、それが正しいのかを判断するのは人間です。そこで追手門学院大学が新たな教育方針として掲げたのが、「しなやかで研ぎ澄まされた総合的人間知性を育む」という考え方です。AI時代だからこそ、人間自身の知性を磨く必要があるというわけです。
大学ではすでにAIを教育支援にも活用しています。学生が利用するアプリにはAIアドバイザーを搭載し、学内の成績や履修状況、図書館利用などのデータをもとに、一人ひとりに合わせたアドバイスを行う仕組みを導入しています。将来の希望に応じて「こんな授業を取ってみては」と提案することもできるそうです。
そして学長という立場を離れた真銅さんの専門は日本近現代文学。永井荷風などの研究から始まり、近年では文学作品に登場する「匂い」「食べ物」「触感」など、人間の五感と文学の関係を研究してきました。
その研究は、現在の大学教育への考え方にもつながっています。
オンラインで知識を得ることが当たり前になった今でも、学生たちは大学に来て対面で授業を受けたがるといいます。それは知識だけでなく、先生の声を聞き、友人と同じ空間にいて、会話を交わすという「リアルな感覚」があるからではないか。
真銅さんは、大学を「勉強だけをするところではなく、人間体験をするところ」と表現します。
AIを積極的に活用しながら、同時に人との出会いや五感、コミュニケーションを大切にする。追手門学院大学が目指しているのは、そんな新しい時代の大学教育です。
そして4年間ですべての知識を教えるのではなく、卒業後も自ら学び続けられる方法を身につけてもらうこと。それが真銅さんの考える大学教育の理想なのです。
-
9月18日の「いろいろ万華鏡」では、京都府立医科大学 の吉田直久さんにお越しいただき、最近著名人が発症して注目されている大腸がんについて、お話を伺いました。
吉田先生は医師として診療に携わる一方、2014年ごろから「大腸がん検診を受けましょう」と書かれたTシャツを着てマラソン大会に出場する啓発活動を続けています。
きっかけは、京都府や京都市が開催するウォーキングイベントに専門医として参加したこと。歩いたり走ったりする姿を通じて、直接話をしなくても多くの人に大腸がん検診の大切さを伝えられると考えたそうです。実際、Tシャツを見た人から「検診を受けました」と報告を受けることもあるといいます。
最近ではシドニーマラソンにも参加。4万人を超えるランナーの中、日本国旗を顔につけ、英語と日本語で検診を呼びかけるTシャツを着て42.195キロを完走しました。タイムは3時間11分。多忙な医師生活の中でも、仕事の合間や帰宅後の30分など「スキマ時間」を利用してトレーニングを続けているそうです。
吉田先生によると、大腸がんの患者さんの腸内細菌を調べると、一般の人とは異なる傾向がみられるという研究報告があり、腸内細菌のバランスの乱れが大腸がんと関連する可能性も示唆されています。
発酵食品などを取り入れることに加え、運動によって腸の動きを促すことも腸内環境を整えるうえで重要だといいます。吉田先生自身も、ぬか漬けや納豆などを日常的に取り入れているそうです。
また、大腸内視鏡検査の最新事情にについても宇賀がいました。
内視鏡検査というと、「痛そう」「苦しそう」と不安に感じる人は少なくありません。
しかし吉田先生によれば、現在は検査中にしっかり作用し、終了後には比較的すっきり覚める鎮静剤も使われるようになり、以前より楽に検査を受けられるようになっています。
検査を受ける医療機関を選ぶ際には、学会の「専門医」「指導医」といった資格も客観的な目安の一つになるとのことです。
内視鏡検査でポリープが見つかった場合でも、すべてをすぐ切除するとは限りらないそうです。大きさや種類によっては経過観察となるケースもあります。また、一度内視鏡検査を受けて異常がなかった人や、ポリープを切除した人については、状態に応じて数年ごとの検査でよい場合もあるそうです。
一方、腹痛や下痢など気になる症状が続く場合には、便潜血検査が陰性であっても内視鏡検査を検討することが大切だと吉田先生は話します。
「がんを見つける」だけでなく、その前段階であるポリープを発見し、必要に応じて取り除くことで「将来のがんを予防する」。大腸内視鏡検査には、そんな重要な役割があります。
怖いから検査を避けるのではなく、まず自分の腸の状態を知ること。それが、大腸がんから命を守るための大切な第一歩なのかもしれません。




