今年1月にアメリカ・ロサンゼルスで、大規模な山火事が発生して大きな被害をもたらしましたが、日本でも先月の後半から、岩手県の大船渡市などで、大規模な山火事が発生して、大きな被害が出ています。
山火事は、その約7割が、冬から春(1月から5月)にかけて集中して発生しています。
そこで消防庁では、毎年3月1日から7日まで「全国山火事予防運動」を実施しています。
今年は
「ふるさとの 山を守ろう 火の手から」
という標語を掲げて、様々な啓発活動を実施します。
ところで、なぜ、春に山火事が発生しやすいのか?
山火事の原因で、もっとも多いのが
「たき火の不始末」(全体の約3割)
その仕組みは、行楽などで山に入る人が増える。→ 火の不始末が起こるという図式です。
また、農作業などに伴う「枯れ草焼き」が、山林に飛び火するのも原因の一つとなっています。
山火事を予防するため、次のことに注意しましょう。
・枯れ草など、燃えやすいものの近くで、たき火をしない。
・たき火から離れる時は、しっかりと火を消す。
・強風・乾燥時に、たき火や火入れをしない。
・火入れを行う際は、許可を必ず受ける。
・タバコの吸い殻を投げ捨てない。
・火遊びはしない。
これからの季節、火の取り扱いには十分注意しましょう。