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寺谷一紀のまいど!まいど!

番組内容

ナニワのアナウンサーこと寺谷一紀が神戸をキーステーションに生放送でお送りする関西ええとこまるかじりの情報ワイド番組。
毎回多彩なゲストをスタジオにお迎えして、“聴くカルチャー”をコンセプトに、格調高く個性的にお届けしています。

  • 2025年12月6日(土) 10時00分 一紀のいろいろ万華鏡

    日本のクリスマスケーキは特別?

    日本のクリスマスといえば、真っ白な生クリームに赤いイチゴが飾られた丸いケーキを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

    このスタイルのケーキは、実は日本独自に発展したクリスマス文化の象徴なんです。

    そこで今回、番組ではおなじみとなりました大東市・東大阪市の「菓子工房レジェール」のパティシエ、水田総一郎さんに、そのルーツと魅力を伺いました。

    水田さんがスタジオにお持ちいただいたのは、ふわふわのスポンジに濃厚な生クリーム、そして鮮やかなイチゴが輝く、まさに「日本のクリスマスケーキ」。

    実は、海外ではクリスマスにケーキを食べる文化はむしろ少数派で、イギリスはスパイス入りのケーキ、スペインではドーナツ状の「ロスコン」、イタリアはパネットーネ、フランスはブッシュドノエル、ドイツはシュトーレンなど、国ごとに全く異なる伝統菓子があります。

    こうして比べてみると、日本のショートケーキがいかに独自の進化を遂げた存在なのかが分かります。

    そのルーツは大正時代までさかのぼります。洋菓子メーカー「不二家」の創業者がアメリカで出会った「生クリームとイチゴを使ったケーキ」に感銘を受け、日本に持ち帰ったことが始まりだそうです。

    当初はクッキー生地が使われていましたが、日本人の嗜好に合わせてカステラをベースにしたスポンジが生まれ、戦後の冷蔵技術の普及とともにショートケーキ文化が広まっていきました。

    さらに面白いのは、白いクリームに赤いイチゴを合わせるデザインが「紅白」を連想させ、日本人の祝い事の感覚とマッチしたという説。和洋折衷の象徴として、日本のクリスマスケーキが定着したというのも納得です。

    水田さんの「レジェール」のケーキは、スポンジは一般的なケーキより粉を少なめにし、卵の比率を高めることで驚くほどしっとりとした口どけを実現。生クリームも通常30~40%の脂肪分に対し、レジェールはなんと47%というリッチな配合。それでいて重さを感じない軽い後味が特徴なんです。

    また「レジェール」では、クリスマス当日に予約なしで訪れた人でもケーキを買えるよう、必ず店頭在庫を用意しているとのこと。

    クリスマスが近づくと、一年で最も多くのイチゴが洋菓子店へと運ばれます。イチゴをふんだんに使ったこのケーキは、日本の冬を彩る大切な文化の一つです。

    今年は、そんな歴史とこだわりに思いを馳せながら、日本ならではのクリスマスケーキを味わってみてはいかがでしょうか。

  • 2025年12月5日(金) 15時00分 まいど!いらっしゃい!ようおこし!

    舞台「スイートホーム ビターホーム」中山優馬さん、佐藤アツヒロさんインタビューをお送りしました

    12月5日のゲストコーナーでは、12月6日(土)から大阪松竹座で公演が始まる舞台「スイートホーム ビターホーム」に出演の、中山優馬さんと佐藤アツヒロさんのインタビューをお送りしました。

    来年5月で閉場となる大阪松竹座のさよなら公演と銘打たれた今回の公演。主役を演じる中山さんにとって駆け出しの頃から立ってきた劇場ということで、思いもひとしおのご様子。

    佐藤さんも松竹座の舞台に立つのは初めてとのことで「記念となる公演に出演出来て、とても光栄」と感激のご様子でした。

  • 2025年12月5日(金) 06時46分 メッセージテーマ

    いっぱい食べたいなぁ!

    本日のメッセージテーマは「クリスマス、何食べる?」です。

    まだちょっとクリスマスのは早いですが、そろそろケーキの予約をしている人もいるのでは?

    われらが「まいど!まいど!」」チームはと言うと・・・、赤阪さん、ラジカンガルーを食べちゃダメですよ!

    みなさんのクリスマスのご予定を教えてください!

    メール:maido@jocr.jp

    番組 Instagramは、こちらです!

    寺谷一紀のまいど!まいど! 公式Instagram

  • 2025年11月30日(日) 10時00分 まいど!いらっしゃい!ようおこし!

    SDG’s & 完全地元産のお土産はいかが?

    11月28日のゲストは、株式会社リンガーハット 京都工場の工場長である柴田一史さんにお越しいただきました。

    リンガーハットと言えば、長崎ちゃんぽんが有名ですが、実はもう一つ、ユニークな商品を手掛けているんです。

    それが餃子の皮を活用して作られたオリジナルかりんとうです。

    実はリンガーハットの京都工場では、餃子の皮が1日15キロも廃棄されてしまう課題がありました。そこで昨今のSDGsの視点から「何とか活用できないか」と試行錯誤した末に誕生したのが、この“餃子の皮かりんとう”です。

    当初はうどんにしてみるなど様々な挑戦をしたものの、硬すぎて断念。しかしかりんとうにしたことで一気にまとまり、商品化につながりました。サクサクと軽く、優しい甘さが特徴で、試食した出演者からも「お茶うけに最高」「甘ったるくない上品な味」と好評でした。

    さらに魅力的なのは、この商品が“オール京田辺”で制作されている点です。工場のある京田辺市は高級玉露の産地で、その玉露を使用。

    地元の「舞妓の茶本舗」が茶葉を選別し、パッケージ制作はご存じ!寺谷さんが社長を務める特集印刷のトービが担当。

    さらにパッケージデザインは同志社女子大学の学生が手がけ、地域の伝統舞である「彩と舞」や一休さんをモチーフにしたイラストが施されています。

    また、ふるさと納税の返礼品として採用されることが決定しており、京田辺市のホームページに12月中旬頃から掲載予定です。

    1万円の寄付で受け取れるとのことで、地域の新名物として注目が集まりそうです。加えて、リンガーハット京都工場の直売所でも販売予定で、週末にはキッチンカーでちゃんぽんを楽しむこともできるそうですよ。

    地域と企業、学生、伝統文化がひとつになって生まれた“オール京田辺”のかりんとう。SDGsの取り組みとしても、地域活性の新しい形としても、とても魅力ある商品だと感じました。発売開始が楽しみです。