1月23日のゲストコーナーでは、大阪の大東市で「カスタムバイクビルダー」として活動している「REVOLT CUSTOM CYCLES(リボルトカスタムサイクルズ)」オーナーの井上正雄さんにお電話でお話を伺いました。
井上さんが手掛けているバイクは、あのハーレーダビッドソン!
オーナーからの依頼を受けて、希望や自身のアイデアを練り込みながら、世界に一台しかないバイクを作り上げるのですが、ハーレーのエンジンとミッションを使うことは必須条件で、そこから先はフレームを含め、金属加工や溶接などを駆使してゼロから形にしていくといいます。まさに“作る”というより“創る”仕事です。
井上さんがハーレーに憧れた原点は、愛媛の田舎で見た「大人が楽しそうに走る姿」。部活のサッカーで疲れ切っていた時に見たその光景が、強烈に心へ焼き付いたそうです。
やがて「自分もハーレーに乗りたい」と決意。さらに“自分だけのオリジナル”を求めるうちに、カスタムの世界へ深く入り込んでいきました。
とはいえ、いきなり理想の職人になれるわけではありません。井上さんはまず大阪で5年間、金属加工や溶接、機械の基礎をコツコツ積み上げます。その後、憧れだった東北のカスタムバイクビルダーのショップを目指し、真冬の雪の中をバイクで走って“雇ってください”と直談判。その熱意と努力が認められ、修行の道が開けたのです。
独立後は「3年以内に日本で優勝、5年以内にアメリカで勝負」と目標を掲げ、実際に日本の大会で優勝。さらに2017年、アメリカへバイクを持ち込み挑戦し、予選を勝ち抜いて決勝へ。そして史上初となる“初出場のアジア人チャンピオン”を獲得しました。
審査ではアイデアやギミック、美しさ、走行性能など総合的に評価され、忖度のない世界で認められたことが何より嬉しかったそうです。

そんな井上さんは、優勝して終わりではなく「また新作で挑戦したい」と語ります。情熱は尽きることなく、挑戦し続ける姿勢こそが、世界一の理由なのかもしれませんね。





