8月14日のゲストは、大阪の高槻市にあります「稲田クリニック」院長で心療内科医の稲田泰之さんに久々にお越しいただき、心療内科の最新情報を伺いました。
まず取り上げたのが「全般不安症」です。稲田さんによると、何事についても強い心配を抱き、「心配している日の方が、心配していない日より多い」状態が続くのが特徴の一つです。精神的な不安だけでなく、頭痛や肩こり、眠れないといった身体症状として現れることもあるそうですよ。
そもそも不安は、人間にとって必要な感情でもあります。「車にひかれたら危ない」と思うからこそ、安全を確認して道路を渡ることができます。しかし不安が強くなりすぎると、何度確認しても安心できなかったり、「事故に遭ったらどうしよう」と考えて外出そのものを避けたりするようになります。仕事やレジャーなど日常生活にまで支障が出るようになれば、治療を検討する目安になります。
治療では薬物療法に加え、認知行動療法などを組み合わせながら、少しずつ行動への自信を取り戻していくそうです。本人だけでなく、周囲の人まで困るほど心配が強くなっている場合には、精神科や心療内科への相談を考えた方がいいとのこと。
そしてもう一つのテーマが、夏場の体調管理です。猛暑の中では、体が気温の変化に対応するため自律神経にも大きな負担がかかります。もっとも大切なのは適切な水分補給ですが、ここで稲田さんが注意を促したのが「カフェインの取りすぎ」です。
暑いからと緑茶やコーヒーなどを大量に飲み続けると、カフェインによって交感神経が刺激され、動悸や息苦しさなどにつながることがあるんです。なので水も一緒に飲むことや、カフェインを含まない麦茶などを上手に取り入れることがポイントなんです。
暑さによる疲労、睡眠不足、そして自律神経の乱れ。夏は体だけでなく心にも負担がかかりやすい季節です。
「ただの心配性」「夏だから仕方ない」と我慢するのではなく、日常生活に影響が出ていないか、自分自身の心と体の変化に目を向けることが大切ですね。




